こちらは熊本大学大学院教授システム学学生達がたむろする茶室です

A Tribute to R.M.Gagne

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by スポンサードリンク | 2009.11.15 Sunday | - | - | -
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「IT時代の教育プロ養成戦略」に関するメモ(1)オンライン大学の過去の屍
こちらを読み始めました。

IT時代の教育プロ養成戦略 大森不二雄 編纂


まずは前回の政策投資銀行のレポートに関係するところから。

第1章 大学VS営利教育

オンライン大学に関する記述。日本でも昨年のサイバー大に続きSBIも大学院を始めましたね。このあたりを見るに北尾さん色が強い。でも足腰の強い起業家を育てようとするとそうなるのかも。

それはさておき、大森先生の本に戻ると、、、
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1990年代後半から21世紀初頭のオンライン大学の失敗事例

Hartcourt:民間出版社のオンライン大学。2005年で2万人の学生獲得を予測するも、1千万ドルを投下し24人しかあつまらず。
NYUOnline:ニューヨーク大のオンライン。2001年廃止。21百万ドルを投下したが2000年末で166人しか集まらず。
Fathom:コロンビア大。2003年廃止。
Universities21:豪州と英国を中心とする大学のコンソーシアム。当初より大幅下方の実績。
UK e-University:イギリス5千万ポンドもの公的資金を投入しながら5600人の目標にたいして900人しか集まらなかった。

以上の失敗の背景:
ITバブル崩壊(米国では2000年にはじけた)、ともいわれるが、それ以前に
顧客(学生)の獲得戦略の不足。
オンライン教育の学位は対面教育の学位より低くみられやすい
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失敗例たくさんありますねー。オンライン大学がBtoB(法人が顧客)でなくBtoC(一般消費者が顧客)のモデルだとすると、基本的には「収穫逓増」のパターンになることが多いです。

マーケティング的にはARCSモデルにほんのちょっと似たAIDMAとかAISASモデルというのがありますが、AttentionとInterestのところで大変に時間がかかるが、これを超えるとじわじわ一気に来ることがあります。

でもそこまで経営が耐えられないことも多く、資金が尽きてしまう。ベンチャー経営でで、こうやって資金破たんすることを「死の谷, valley of death」と呼ばれます。

ではあとでどういうモデルだと成功しそうか、あとでブレーンストーミングしてみたいと思います。
by unon | 2008.09.06 Saturday 15:44 | eラーニング ビジネス | comments(1) | trackbacks(0)
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この記事に対するコメント

Commented by koga at 2008/09/06 11:45 PM
unonさん先日はお疲れ様でした。
先日ご紹介した「Earnings from Learning」という本の第6章「遠隔教育のマーケット(伝統的な教育機関とeラーニングのコスト)」で、営利大学じゃない大学がオンライン教育に手を出して失敗した理由についてまさに資金面から分析しています。結論は「収穫逓増の幻想」みたいなとこで、そんなに真新しいものではありませんが、まあよくまとまっています。休み明けに送りますのでしばしお待ちを
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